ネロ・カオス

1戦目4戦目 8戦目 9戦目 エピローグ
ランダムロアリーズバイフェオシリスの砂-

登場


ネロ・カオス
「…懲りない黒幕だ。
噂を助長する吸血鬼をかたちどるのはいいが、
私はいささか凶暴だぞ?」

「なにしろ、吸血より暴食が本質だからな。」


「それでも構わんというのなら、注文には応えよう。
おまえの望む通り、力あるもの全てを飲み込む獣と
して、この夜を蹂躙しようではないか。」



1戦目
勝利時
「魔力のつまった影のようだが……酷いものだ。
味は良いが歯ごたえがない。
このような獲物ばかりでは、菜食主義のそしりは
免れんな。」



4戦目 vs.ロア

ロア
「よう、混沌のダンナ。
物騒な連中が近づいてきやがった、と思いきや、
まさかアンタまで出てくるとはね。」

「中々やるじゃないか、あのお嬢さんも。」

ネロ・カオス
「……ふむ。前回もいささか品格が落ちていたが、
今回はその極みだなミハイル。」

「大天使の名も落ちたものだ。よもや、貴様に旦那
呼ばわりされる日が来ようとは。」

ロア
「は―――なに、ちょっとした気晴らしだよ。
せっかくの転生だ。その器にあった物言いも
オツなものだぜ?」

ネロ・カオス
「そうか。私も貴様も自我を失っていくのは同じ。
こちらは混沌と同化する事で意識が融け、
そちらは転送を繰り返す事で意識が混濁していく。」

「言葉を交わすのも、これが最後かもしれんな。」

ロア
「ああ。アンタと“創世の土”を完成させた時は
楽しかった。もう一度ぐらい、共同研究とやらに
没頭したい気分ではあるが―――」
※創世の土…ネロの対アルクェイド用の切り札
混沌の内、500をも使って使用する大技。
泥状に変化した混沌で相手を足場から拘束し、動けなくさせる。
ネロ曰わく万全のアルクェイドでも脱出不可能。

ネロ・カオス
「器から生じる破壊衝動を抑えられん、か。」
気に病む必要はない。こちらも腹が減っている
ところだ。吸血鬼として、当然のように潰し合おう。」



勝利時
「二十七の祖はそれぞれ独自の手段で不老不死を
体現する。……貴様も私も、真祖の姫を追わねば
相応しい末路に辿り着いただろうに。皮肉なものだ。」



8戦目 vs.リーズバイフェ


リーズバイフェ
「わきまえろ吸血鬼。
貴様の役割は異能者たちの間引き。
ヘルメスに近づく事は許されていない。」

ネロ・カオス
「さて。その役割とやらを果たしに来たのだが。
外の獲物は全て片づけた。
残る獲物は、貴様と、その奥にいるモノだけだ。」

リーズバイフェ
「……私の聞き間違いか?
手駒風情が、飼い主の手を噛むと?」

ネロ・カオス
「いや、あくまで契約通りだよ聖堂騎士。
アレは“全てを食らえ”と命じた。
私はその役割に準じるのみだ。」


リーズバイフェ
「っ、所詮は己が欲望のみに生きる吸血鬼か……。
いいだろう。その獣じみた言動、我が杭をもって
悔い改めるがいい!」



勝利時
「聖堂騎士が二十七祖を守るとは世も末だな。
噛まれてはいないようだが、その魂まで掌握されて
いては助かるまい。」



9戦目 vs.オシリスの砂

オシリスの砂
「―――――――――」

ネロ・カオス
「……シオン・エルトナム……ではないな。
タタリに飲まれた人間としての魂が、
タタリの中で正しく成長した姿か。」

「なるほど。十三位の後継には相応しい。」

オシリスの砂
「―――――――――再演算、停止。
これより侵入個体を分解する。」

「侵入個体を統一言語に変換した後、最終記述を開始。
歴史を崩壊域までショートカット、その結末を
記録する。」

ヘル算機メスの血液に三割を。
七割をこの星の結晶化に使用する。」
※演算器の誤字

ネロ・カオス
「もはや自我もないか。
自動的であろうとしたエルトナムの末裔よ。
死に行く前に、最期の別れを告げるがいい。」

オシリスの砂
「私は冥界の鳥。
死に絶えるオシリスの砂。
霊長を救う、最期のアトラスである。」


オシリスの砂
「これより侵入個アナタ体を賢者の石に
変換する―――!」



勝利時
「黒い大地……アルケミーの語源だったな。
死者の国を嘆いた鳥よ。何人も訪れぬ冥界で、
永久とわに代わらぬ静寂に眠るがいい。」



エピローグ


シエル(第七聖典)
「これで最後ですネロ……!
蓄え、奪いつくした命の精算を、ここで
あがない果てるがいい!」


ネロ・カオス
「いいぞ……!
影として消え去るなど言語道断。
潔い死などまったくの業腹よ……!」

「ハ―――ハハハハハ!
そう、吸血鬼の死とはこのようなもの―――」

「断末魔にのたうち、苦闘をもって世界を裂いてこそ、
超越者の末路に相応しい!」

「さらばだ代行者!
かつて蛇でもあった同胞よ、先に煉獄で
待っているぞ!」


シエル
「っ……立ち去らずにいたのはその為ですか。
介添えに私を指名するとは……最後まで
迷惑をかけてくれましたね、ネロ・カオス。」

「……けれど、その通りです。
私も貴方も許されざる罪人。この決着は、
落ち行く先の煉獄でつけるとしましょう―――」



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