エピローグ


琥珀
「あれ? この警告音、爆発三秒前のヤツですよ?
殲滅爆弾、もう点火しちゃってます?」

メカヒスイ
「申シ訳 アリマセン。
戦闘時ニ ネコアルク様ガ ボタンヲ。」

ネコアルク
「えー。だってボタンあったら押すでしょ、普通。
ゲームしてる時、ネコってよく
リセットボタン押すじゃん? あんな感じ。」

琥珀
「――――――。
いつの時代のハードです、それ?」

メカヒスイ
「ピピ。自己保存プログラムヲ 優先。
爆弾ヲ 分離。
速ヤカニ 私ダケ 帰投シマス。」

ネコアルク
「ははは、さすがドクター。
徹底した教育ですにゃー。
どう? 一緒に爆発してく?」

琥珀
「危ない危ない。
こんな事もあろうかと、
箒をジェット改造しておいて助かりました。」

メカヒスイ
「サスガ ドクター。
迅速ナ 対応 デス。」

琥珀
「はい、遠野家に仕える身ですもの、
これぐらいの危機管理はたしなみです♥」

ネコアルク
「そーにゃのかー。んー、いつも思うんにゃけど、
アタシよりもまずその主人とやらを
倒すべきじゃない、マイシスタ?」

琥珀
「ですよねー♪ でもでも、秋葉さまとの対決は
わたしのライフワークですから。
もっと念入りに、かつ愛情をこめて……。」

「って今の声はネコアルクさん!?
どうやってあの爆発から逃げられたんですか!?」

ネコアルク
「ふふふ、逆に考えるんだ。
逃げられたんじゃにゃい、吹き飛ばされたんだと。
んで、次はどこ行く? コハクはどこに落ちたい?」

琥珀
「アナタなんかとはドコにも落ちたく……あれ?
なんか高度、あがってません?
成層圏が近いというか……箒が言うこと聞きませんよ!?」

ネコアルク
「ははは、落ち着けよアンバー。
そういう時はロシア語で考えるンだ。
とりあえずアタシのED絵、張っとく?」

琥珀
「いや――――――!
スペースデブリオチだけは勘弁です―――――!」

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