琥珀
「秋葉さま、
お茶の支度ができましたが」
秋葉
「ありがとう琥珀。
今日は庭でいただくから、こっちに持ってきてちょうだい」
琥珀
「かしこまりました。
……あら。志貴さん、レンさんとお昼寝ですか?」
秋葉
「ええ。
私の苦労も知らないでいい気なものです。
……けど、まあいいか。
兄さんが元気になったのはいいコトですし。
まるっきり徒労というワケではなかったわ」
琥珀
「おやおや。
では、及ばずながらお茶のお相手はワタクシが。
今日のシフォンは新作ですから、お楽しみいただけると思いますよ?」
秋葉
「あら。本当に気が利くのね琥珀。
今日は貴方に免じて、もう少し寝かせておいてあげましょう」