翡翠＆琥珀

1戦目2戦目3戦目4戦目5戦目6戦目7戦目8戦目9戦目10戦目エピローグ
七夜志貴ネロ・カオスアルクェイド遠野秋葉弓塚さつき吸血鬼シオンワラキアの夜猫アルク白レン蒼崎青子-
暴走アルクェイドレン七夜志貴遠野秋葉シオン有間都古ネロ・カオス猫アルク白レン蒼崎青子-
シオン弓塚さつきアルクェイド遠野秋葉シエルレンワラキアの夜猫アルク白レン蒼崎青子-
シエルアルクェイドワラキアの夜遠野秋葉有間都古弓塚さつきネロ・カオス猫アルク白レン蒼崎青子-


登場

翡翠
「姉さん、志貴さまと秋葉さまの姿が
見あたらないのですが……。」

琥珀
「ほんと翡翠ちゃん？
……そういえばレンさんも
ここ最近見かけませんし……」

「何かよくない予感がしますねぇ」

翡翠
「……………………あの、姉さん。」

琥珀
「だいじょうぶ、わかってるわ
翡翠ちゃん！さあ、二人で夜
の町に飛び出しましょう！」

「ふふふ、秋葉さまだけに楽しい思いは
させませんよー！」


4戦目 vs.遠野秋葉

琥珀
「見つけましたよ秋葉さま！」

遠野秋葉
「っっっ！？
……って、誰かと思えば
貴女たちじゃない。」

「何をしているのこんな夜更けに。
琥珀には怪しげな庭園の除去、翡翠には
兄さんの監視があるでしょうに」

翡翠
「い、いえ、秋葉さま。
それが、志貴さまなのですが……」

琥珀
「ふふふ、シャラップ翡翠ちゃん！」

「健気に仕える使用人のささやかな趣味、
乙女のガーデニングを認めない秋葉さま
など秋葉さまではありません！」

遠野秋葉
「はあ？　……琥珀。貴女、
またヘンなクスリでもやって――――」

琥珀
「問答無用！
この秋葉さまは偽物と
判断しちゃいました。」

「遠野家の平穏を維持する為、
ここで秋葉さまを
へこませなければいけませんっ」

遠野秋葉
「な……！
貴女、私が本物だって確信して
やってるわねー！」


 8戦目 vs.猫アルク

翡翠
「姉さん、アルクェイド様と思われる方が
やってきます」

猫アルク
「おっす！
腹黒割烹着と沈黙メイド、
今夜も元気かにゃ？」

琥珀
「え……きゃ、きゃ―――――！？」

「ちが、違うわ翡翠ちゃん、
アレはただの猫又で、
わたしの苦手なお化けですー！」

猫アルク
「にゃにゃにゃにゃ。
割烹着は人を驚かすのは好きなクセに、
驚かされるのは苦手なのにゃ。」

「攻めに回れば強く、
受けに回ればベタ弱。萌え」

琥珀
「ひ、翡翠ちゃん、どどどしよう、
猫アルクさんがやってきますよぅ……！」

翡翠
「姉さんは下がっていてください。」

「掃除はわたしの管轄です。
アルクェイド様には、
早々にお帰り願います」


 9戦目 vs.白レン

琥珀
「あ、見つけましたよレンさ……
って、なんか白いです」

白レン
「――――――――」

琥珀
「レンさん？
あ、もしかして今朝ミルクをこぼして
真っ白にしちゃったからですか？」

白レン
「――――――――」

琥珀
「ありゃ……
レンさん、ご機嫌ななめみたいです。」

「……くすん。グツグツに温めたミルク
一リットルぐらいで怒られるなんて、
よよよ」

翡翠
「姉さん。それは誰でも恨みますが、
あの方は無関係です。」

「アレはレンさまではありません。
時間も押していますし、
手早く片付けてしまいましょう」

琥珀
「ほんと？
ならミルクのコトは
気にしなくていいんですね！」

翡翠
「……その件は後ほど、
わたしが半日かけて清掃した絨毯と
重ねて追及しますので、そのつもりで」


 10戦目 vs.蒼崎青子

蒼崎青子
「やるものねー。
タタリの後押しがあったにせよ、
人間離れした戦いっぷりよ、貴女たち」

翡翠
「―――貴女は―――今のレンさまの、
飼い主ですか？」

蒼崎青子
「そのつもりだった者よ。
それも貴女たちに邪魔されちゃったけど」

琥珀
「はあ。では、本物のレンさんと
志貴さんは何処に行かれたんです？」

蒼崎青子
「さあ、知らない―――
って言っても信用されないわよね。」

「あの黒猫はともかく、志貴は昔っから
私が連れまわしてるようなものだし」

翡翠
「…………」

琥珀
「…………」

翡翠
「…………
姉さん、よろしいでしょうか？」

琥珀
「ええ、オッケーよ翡翠ちゃん。
ちょーっと、二人であの方を
問いただしてみましょうか！」


 エピローグ

琥珀
「志貴さん発見です！
お怪我はありませんか？
体は大丈夫ですか？
なにか危ないコトされちゃいましたか？」

遠野志貴
「えっ……？
いや、怪我とか危ないコトとか、そんな憶えはないっていうか」

琥珀
「それは幸いでした！
ですが油断はいけません、大事をとって、腕とか組んじゃいますよー♪」

志貴
「ちょ、琥珀さんっ！」

翡翠
「ね、姉さん……！
やめてください、志貴様が驚かれているじゃないですかっ」

琥珀
「大丈夫大丈夫、わたしたちは事件解決の立役者ですもの、
志貴さんだってこれぐらい許してくれます。
ね、そうですよね志貴さん？」

遠野志貴
「う……琥珀さん、ダメだって言ったら秋葉に報告するつもりですね？」

琥珀
「ふふふ。
それは志貴さんのご想像にお任せします」

遠野志貴
「……参りました。
好きにしてください」

琥珀
「そういう訳で、今日は志貴さんに甘え放題です！
ほら、翡翠ちゃんも早く早く。
こんなチャンス、めったにないんだから」

翡翠
「あ……わ、わたしは、そのようなコトは、とても」

琥珀
「もう。
それじゃあ、志貴さんの方から、はいっ♪」

遠野志貴
「え？
って、琥珀さん何を―――――！？」

翡翠
「きゃっ、危ない志貴さま……！？」

琥珀
「はい。
これにて、一件落着です♪」

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