レン

5戦目 10戦目 エピローグ
ネロ・カオス白レン-

登場

レン
「……………………。」



5戦目 vs.ネロ・カオス

ネロ・カオス
「ほう、百年級の使い魔か。
主は見あたらぬが、
いずれ名のある術者の作と見た。」
※名のある術者…二百年を生きた大魔術師

「現世に肉体を持った使い魔など、
簡単に成立すまい。」

「その顔でどれだけの人間を食らった、
同胞よ。」
※非常に強力な使い魔で、並みの魔術師が契約したら
逆にレンに魔力を食い尽くされかねないため

レン
「……………………」

ネロ・カオス
「む?譲れぬ琴線に触れたらしいな。
戦うというのなら相手になるぞ?」

「なに、遠慮は要らぬ。こちらも、
手頃な栄養が欲しかったところだ。」



10戦目 vs.レン

レン
「……………………」

白レン
「今さらなんのつもりレン。
貴女はわたしを拒絶した。」

「昏いところに閉じこめて
見ないフリをしてたのよ。
貴女にわたしを止める権利なんてないわ。」

レン
「……………………」

白レン
「バカにして、同情なんていらない……!
いいわ、ここで貴女を消して、
わたしが貴女になってあげる……!」



エピローグ

レン
「………………」

白レン
「いいわ、
敗者は大人しく勝者に従ってあげる。」

「どうせ長続きはしないんだもの。貴女が
壊れてしまうまで、一緒にいてあげるわ
レン。」

レン
「………………」

白レン
「貴女がいればそんなコトにはならない、
ですって?」

「……フン。
便利に使われるのは我慢ならないけど、
まあ、信頼されているかぎりは力になって
あげるわよ。」

「わたしたちは二人で一人。
貴女が守りたいものは、わたしに
とっても大切なものなんだから―――」

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