遠野志貴

5戦目 10戦目 エピローグ
七夜志貴蒼崎青子-

登場

遠野志貴
「よくない月だ。
気を抜くと所々に線が視える。」

「こんな夜は家に籠もって朝を待った
ほうが得策なんだが……
ま、仕方ないよな。」

「柄じゃないけど、
街の見回りにいってみるか。」



5戦目 vs.七夜志貴

七夜志貴
「よう兄弟、
いいところで出会っちまったな。」

遠野志貴
「おまえは―――俺、か……?
くそ、何の冗談だ。
悪趣味にもほどがある……!」

七夜志貴
「そういうなよ、
同じ父親から生まれた自分じゃないか。」

「おまえもアレなんだろ?
我慢できなくて出てきちまったんだろ?
そうだよなあ、人を殺すにはいい月だ。」

「とくに自分を殺すには
もってこいの悪い夢だよ……!」



10戦目 vs.蒼崎青子

蒼崎青子
「はぁい、久しぶり志貴。」

「もしかして、とは思ったけど、
ホントにここまで来れるなんて
成長したわね。」

遠野志貴
「先生……?
先生もこの騒ぎを収めに来たんですか?」

蒼崎青子
「ええ。
けど厄介なのは軒並み志貴は
片づけたみたいね。」

「私は年寄りの冷や水だったみたい
だけど……ここで会ったのも
何かの縁だし。」

「そう、まだ力は残ってる?」

遠野志貴
「はい。
あと一勝負ぐらいなら、
死力を尽くせます。」

蒼崎青子
「上等。
じゃ、再会を祝して
いっちょ揉んであげましょう!」



エピローグ

遠野志貴
「ふう。とりあえず一件落着かな。」

「夜も明けたし、
先生も行っちゃったしな。」

「秋葉たちには悪いけど、
ちょっと一休みしていこう―――」

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