吸血鬼シオン

1戦目2戦目3戦目4戦目5戦目6戦目7戦目8戦目9戦目10戦目エピローグ
琥珀メカヒスイレンシエル弓塚さつきネロ・カオスアルクェイド遠野志貴白レン蒼崎青子-
弓塚さつき暴走アルクェイド有間都古シエルレンネロ・カオス翡翠&琥珀遠野志貴白レン蒼崎青子-
遠野秋葉七夜志貴レンシエル琥珀ワラキアの夜アルクェイド遠野志貴白レン蒼崎青子-
アルクェイド紅赤朱秋葉レンシエルワラキアの夜翡翠ネロ・カオス遠野志貴白レン蒼崎青子-


登場

吸血鬼シオン
「ッ……限界はまだ先なのに、
変質が始まっている……」

「ワラキアの一部が生き残っているという
事ですね。
……もう、いっそうこのまま楽に―――」

「――いえ、私の理性が消える前に、
今度こそ決着をつけなくては……!」



4戦目 vs.シエル

吸血鬼シオン
「血……喉、喉が、渇い、
て――――ダメ――――私、
このまま、だと――――」

シエル
「このままだと、
醜い吸血鬼に成り果てる、
ですか?」

吸血鬼シオン
「代行者……
私を、殺しにきたの、ですか」

シエル
「騒動の原因を探していたのですが、
貴女のような異端の消去も仕事の内
です。」

「―――まだ血を吸ってはいない
ようですが、吸血衝動の抑制は
不可能のようですね。」

「シオン・エルトナム・アトラシア。
貴女をとうに吸血鬼です」

吸血鬼シオン
「っ……!
そんな、そんなコトは、
貴方に言われなくても……!」

「目障りだ、
私の前から消えろニンゲン……!」



8戦目 vs.遠野志貴

吸血鬼シオン
「ハァ……ハァ……ハァ…………
志貴。どうして、最後に。
私の前に、貴方が立ちはだかるのです」

遠野志貴
「―――最後じゃない。
シオンにはまだ未来がある。」

「シオンがそうなった原因は
俺がなんとかしてくるから、
これ以上無理はするな」

吸血鬼シオン
「ァ――――ハ。それは、聞けない。
ワラキアを倒すのは私、です。」

「アレは―――私のモノ、だ。
他の吸血鬼には渡さない。
私は、それで――――やっと、楽に」

遠野志貴
「――――シオン」

吸血鬼シオン
「志貴、貴方が相手でも邪魔はさせない。」

「いえ―――貴方がここにいなければ、
きっと、我慢できたのに」

遠野志貴
「…………それでも邪魔する。」

「荒療治になるけど、お互い恨みっこなし
ってコトで手を打ってくれ、シオン」

吸血鬼シオン
「ァ―――アア、
アアアアアアア――――!」



9戦目 vs.白レン

吸血鬼シオン
「――――、――――、――――」

白レン
「クス。
やっと自分を受け入れたのねシオン。
どう、志貴の血は美味しかった?」

吸血鬼シオン
「――――ワラキア。」

「……いえ、死にきれないワラキアの
一部が、レンの未使用部をコピーした
のですね」

白レン
「そうよ。
タタリはカタチがないと実体化
できないから。レンという素体
はタタリに相応しいわ。」

「不安をカタチにする私と、
悪夢を操るレン。」

「どう、今の私はどんなタタリよりも
タタリらしいと思わない?」

吸血鬼シオン
「――――下らない。
欠片が欠片を使っただけの劣化品が
本物を気取るな」

白レン
「な、なんですって……!?」

吸血鬼シオン
「タタリの後継者は私だ。貴方は要らない。
その外殻を切り裂いて、
私の一部を返してもらう」



10戦目 vs.蒼崎青子

蒼崎青子
「おめでとう、と言うべきかしら?
欠番した二十七祖の一角が、
新たな後継者を迎えたんだから」

吸血鬼シオン
「アオザキアオコ――――では、
あの白猫を作ったのは貴方か」

蒼崎青子
「知っていて傍観した、
という点ではそうね。」

「それで、どうするのタタリ?
このまま闇の世界に立ち去るか、
こちらの世界に留まるか。」

「どっちにしても、
私に文句はないんだけど―――」

吸血鬼シオン
「貴方の首を貰います。
どちらに行くにせよ、
魔法使いを倒したとあらば優遇される。」

「これほどの好機を逃しては
エルトナムの名が落ちます」

蒼崎青子
「そ。んじゃ、
新参者にこっち側の厳しさを教えて
あげるわ。遠慮せずにかかってきなさい」



エピローグ

吸血鬼シオン
「シオン・エルトナムは消えた。
ここに残ったモノはタタリの名を冠する死徒
さあ―――血に濡れた第二幕を始めましょう」

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