蒼崎青子

1戦目4戦目 8戦目 9戦目 エピローグ
遠野志貴or七夜志貴白レンロアオシリスの砂-

登場


蒼崎青子
「……へえ。
日付が代わる隙間を利用しての事象の書き換えか。」

「随分と魔術的な仕掛けを打つじゃない、
タタリとやらは。」

「どれどれ、街の様子はどんなものかなっと。」

「―――ははあ。なるほどねー、街の人間はみんな
正しいかんにいてもらって、ワラキアの夜に
関わる連中だけこの時間に残っている、と。」


「志貴や真祖たちだけが一年前にタイムスリップ
させられたようなものか。けど残念。
その手のトリックは通じないのよね、私。」

「お嬢さんには悪いけど台無しにさせてもらうわ。
こんな規模の魔術師を使ったら、第一の亡スタンティア霊が
やってこないとも限らないしねー。」




1戦目 vs.遠野志貴or七夜志貴
勝利時
「志貴の影まで具現化しているのね。
人のカタチをしたヤツを相手にするのはアレだけど、
後腐れないのはいいコトかな?」



4戦目 vs.白レン

蒼崎青子
「ん?
何かと思えば、以前呼び出した白猫じゃない。
どうしたの? 貴女まで偽者?」


白レン
「ふざけないで。私はタタリの一部を、他でもない
貴女の手で埋め込まれてレンと分かれた夢魔。」

蒼崎青子
「それは結構。独り立ちに立ち会った者として
ちょっと嬉しいかな。」

「で? その貴女はこんなところまで何しにきたの?
雪原の外は危ないコトだらけよ?」


白レン
「ええ。たしかに現実は“こんなところ”ね。
汚らしくて退屈で、今にも息が詰まりそう。」

「でも―――危ない、なんて事はないわ。
こう見えても私、狩りは得意ですの。
……それもやっぱり、他ならぬ貴女のおかげでね。」


蒼崎青子
「あっちゃあー。もしかして復讐?
摘出のとき色々失敗したのはわざとじゃ
ないのにねぇ。」




勝利時
「人に手を出した使い魔は廃棄しなくちゃいけない
んだけどねー。この子の場合、悪意がないから
放っておいても問題なし、と。」



8戦目 vs.ロア

ロア
「君がアオザキの娘か。
ようこそ最新の魔法使い。
お目にかかるのは初めてかな?」

蒼崎青子
「さあ? 貴方がこの先も生き続けるのなら、
いつかどこかで出会っているかもしれないわよ?」

「不老不死を自称するのもいいけど、少し知識が
古いんじゃない?」

「魔法使い相手に“初めまして”なんて、
あの爺さんあたりが聞いたら爆笑するわよ?」

ロア
「……なるほど。たまたま神秘の最奥を掘り当て、
一躍脚光を浴びただけの田舎者だが、魔法使いには
違いないという事か。」

「たかだか三十路程度の“魔法”だが、またとない
レアものには違いない。」

「それなりに敬意をもって、その血を飲み下すと
しよう。」


蒼崎青子
「私のは口に合わないと思うけど。
ま、こっちも思うところがあるし。
志貴と妹さんの悩みを一つ減らしてあげましょう!」



勝利時
「数秘紋による雷霆か。顔に似合わず地味っていうか、
正統派っていうか。
ま、私も同じ系統だからあんまり言えた義理じゃ
ないんだけど。」



9戦目 vs.オシリスの砂

オシリスの砂
「―――――――――」

蒼崎青子
「こんにちは、アトラスの末裔。
その姿から推測するに、タタリから生まれた
次の世代のタタリって事でOK?」

オシリスの砂
「―――――――――再演算、停止。」

「第五法の到着者。
終末に立ち会う事のない放浪者が何用か。立ち去れ。
ここには、貴様の改竄対象になる誤差はない。」

蒼崎青子
「……むう。なんでかなあ、お偉いさんはみんな
そう言って私を煙たがるのよねぇ。
私、そんな大それた事は一度もしてないんだけど?」

オシリスの砂
「可能である、という時点で十分に脅威だ。
現在いまではなくかつの私と立ち会う
というのなら―――」

蒼崎青子
「だからしないって。
だって面倒でしょ、そんなの。」

「貴女を止めたいんなら今ここでぶっ壊せば
済むんだしね。」

オシリスの砂
「……やはり私を破壊するか。共に霊長の守護を
語りながら、我々の手段はあまりにも違う。」

「貴様はおぞましい、際限のない存在を。
私はむなしすぎる、採算すべき終末を。」

蒼崎青子
「……その為にこだけの数の賢者の石を錬成した、
か。」

「星が冷えきった後。
人々が死に絶えた後も生存しているという仮定を
想い続ける回路。」

「それが貴女の“結論”ってワケ?」

オシリスの砂
「そうだ。賢者の石を飲んだヘル算機メス
永遠に活動する。」
※演算器の誤字

「死を知らず、冥界で飛び続ける箱船の鳥。
それが貴様とは違う、霊長の語り部である。」

蒼崎青子
「……ふうん。ま、それもアリだとは思うけどね。
保険としてなら意味はある。
けど、その動力源になるモノは見過ごせない。」

「シオン・エルトナム・アトラシア。
貴女の作り上げる賢者の石は、ここで一つ残らず
破壊するわ。」


オシリスの砂
「その前に、貴様の魔法を破壊する。
星の命に何の利益ももたらさない力など、
初めから有ってはならなかったのだ――!」



勝利時
「皮肉な話ね。人類を救う為に必要な演算機ヘルメスは、
全人類の血液がなくては稼動しない。
初めから間違えていたのはそっちの方だったのよ、
オシリスの砂。」
※演算器の誤字



エピローグ

蒼崎青子
「で、終わってみれば覚えているのは私だけ、
と……そりゃあ期待なんてしてなかったけど、
ホントに一銭にもならないなんて……トホホ。」

「前回は妹さんから謝礼が出たんだけどなー。
事情を説明したら理解してくれ……ないか、やっぱ。」

「今回は街じゃなくて地球を守った、なんて言ったら
鼻で笑われそうだし。」

「仕方ない、また弱小組織の下請けで路銀を稼ぐ
とするか。」

えーと、なになに……次は南国の……アリマゴ島にて
封印指定の探索……?」
※アリマゴ島にて封印指定の探索
Fate/Zeroにて登場の衛宮家四代目継承者 衛宮矩賢が
封印指定を受けて逃亡し、アリマゴ島で研究生活している。

「うーん、間に合うかな?
とりあえずダメもとで発ってみますか。
じゃ、しばらく故郷の土とはお別れってコトで。」
※間に合うかな?
アリマゴ島に聖堂教会、魔術協会が島に乗り込み、
証拠隠滅と口封じしている為、恐らく間に合っていない。
尚、Fate/Zeroアニメ版ではコルネリウス・アルバが魔術協会側の人間として登場。



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