エピローグ
蒼崎青子
「で、終わってみれば覚えているのは私だけ、
と……そりゃあ期待なんてしてなかったけど、
ホントに一銭にもならないなんて……トホホ。」
「前回は妹さんから謝礼が出たんだけどなー。
事情を説明したら理解してくれ……ないか、やっぱ。」
「今回は街じゃなくて地球を守った、なんて言ったら
鼻で笑われそうだし。」
「仕方ない、また弱小組織の下請けで路銀を稼ぐ
とするか。」
えーと、なになに……次は南国の……アリマゴ島にて
封印指定の探索……?」
「うーん、間に合うかな?
とりあえずダメもとで発ってみますか。
じゃ、しばらく故郷の土とはお別れってコトで。」
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