エピローグ


ロア
「……直死の魔眼によって破損した彼女ではこの程度。
私でさえ打倒しうる規模だが、さて―――」

アルクェイド(姫)
「―――命を賭して曲芸であったな道化。
その覚悟に報いてやろう。」

ロア
「……やはり、本体が出てきては話にならないな。
魔術回路を全て防御に回して、さて何秒持つか―――」

アルクェイド(姫)
「戯れだ、一撃くちづけを許す。
その血、その魂を捧げるように、
最期の生を叫ぶがよい。」

ロア
「は―――それでこそ、それでこそだ!
八百年前。私は確かに永遠を見た。」

「あの時よりいささかも色あせない月の姫よ―――!
十八度目の死、最期の転生を、ここで燃やし尽くして
ご覧に入れよう!」

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