エピローグ

弓塚さつき
「……と、いうワケで。
今回も三咲町を襲った怪事件を解決したわたしたち
なのですが―――」
シオン
「いけないさつき、もっとスピードを落としなさい。
そんなに力強く跳ぶと、代行者に見つかって
しまいます。」
リーズバイフェ
「……いいじゃないか、それぐらい。
もし彼女がやってきたら、私がなんとかするし。
シオンもサツキも、やりたいようにやればいい。」
シオン
「リーズバイフェ!
どうしてそうさつきを甘やかすのです!」
「……というか、なんで貴女まで付いて
きているのですかっ!」
リーズバイフェ
「……シオンはひどい。
私だけ仲間はずれだ。サツキ、
なんとか言ってくれないか。」
弓塚さつき
「はーい、任されました。」
「いいじゃないシオン、リーズさんがいてくれて
助かってるんだし。だいたい、わたしたちと
違って昼間動き回れるのリーズさんだけなんだよ?」
「アルバイトもしてくれるし!」
リーズバイフェ
「ありがとうサツキ。分かっただろうシオン。
君たちでは金銭を調達する術がない。
……あるんだけど、絶望的なまでに向いていない。」
「だから私が、二人の代わりに仕事をもらって
きているんじゃないか。」
シオン
「それは……そうですが。
そこまで貴女の世話になっていると、
なんというか……」
弓塚さつき
「うんうん!
まるでわたしたちの旦那さまみたいだよね、
リーズさんって♪」
リーズバイフェ
「そ、そうかな。
そ、それは言い過ぎだと思う、けど。」
シオン
「……リーズバイフェ……。
貴女の厚意は嬉しいのですが、
なぜここまで私たちを守ってくれるのです?」
「いくら街を守っていようが私たちは吸血鬼だ。
貴女から見れば処罰の対象でしかないのに。」
リーズバイフェ
「それは……二人が、……のタイプだから。
私もシオンもサツキも、わりと似ているんだ。」
「まわりが抱く勝手なイメージに、縛られている
ところとか。とても他人の気がしない。」
弓塚さつき
「へえ、そうなんだ。……たしかにわたし、
クラスのみんなに気を遣ってばかりだったけど……
リーズさんもそうなんですか?」
シオン
「まさか。サツキの苦労とリーズバイフェのソレは
正反対だ。リーズバイフェのは自業自得です。」
※さつきの誤字?
「……まったく、私でさえ騙された。まさか貴女が、
ここまで自堕落な性格だったなんて。」
リーズバイフェ
「…………てへへ。」
「でも私がシオンたちを守りたいのは本当だ。
昔から、健気に努力する女の子に弱いんだ。」
シオン
「――――――」
弓塚さつき
「だってシオン。
だいたい、リーズさんってシオンがいないと
消えちゃうんでしょ?」
「ならずっと仲間だもん。
白レンさんを入れてこれで四人になったし、
新生路地裏同盟、はりきってやっていこ〜!」
リーズバイフェ
「おー。」
シオン
「……はあ。
これはますます、私がしっかりしないとダメな
ようですね……」
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