エピローグ


シエル
「タタリは完全に消滅―――エルトナムが起こした
不老不死への道も潰えたという事ですね。」

「……オシリスの砂……錬金術の基本にして最奥と
言われる賢者の石を、あんなにも錬成する技術は
素晴らしくはありましたが……」

「私たちにはまだ手に余るものでしょう。」

「―――と、次の指令ですか。
タタリは消えたと言っても、その後始末は山ほど
残っている。休んでいる暇はありません。」

「この街に隠れる死者たちの処理にあと半年という
ところですね。」

「その後は―――いいかげん、彼女と決着をつける
事になるのでしょうか……」

「……まあ、その時はその時です。
今は当面の責務を果たしましょう。」

「もし本当に救いがあるのだとしたら。
何かの間違いで、彼女と共存できる日が来る
かもしれないですし。」

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