エピローグ


白レン
「これで邪魔者は排除し終わった、と。
ふう、ようやくすっきりしたわ。
あと残っている問題といったら……」

七夜志貴
「黒い方との対決かな?
まあ、あちらはあちらで現状に満足している
ようだし、手を出すのも考え物だが。」

「となると……ああ、晴れて問題解決だ。
実に清々しい。」

白レン
「まだ一つ、一番厄介なのが残っているけど。」

「……まったく……どうやったら言うコトを
聞いてくれるようになるのかしらね、
このひねくれ者は……」

七夜志貴
「うん? 何か言ったか?」

白レン
「別に、何も言ってないわ。
それより七夜、しばらく休憩よ。
早く紅茶とお菓子を持ってきて。」

「そうね……街の人間から悪夢を集めて、タタリより
強い結界を張れるようになったらまた遊ばせて
あげるわ。」

「だからそれまで―――ここで、大人しくして
いなさい。」

七夜志貴
「はいはい。いずれ仕事がるっていうんなら
番犬の真似事も甘んじるさ。」

「雪原を守るシリ狼星ウスの代役っていうのは、
まあ、荷が勝ちすぎているようだがね。」

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