完全武装シエル

1戦目4戦目 8戦目 9戦目 エピローグ
七夜志貴暴走アルクェイドリーズバイフェオシリスの砂-

登場


完全武装シエル
「収束していく魔力の波、
消えていく第五仮設要エーテル素……」


「大したものです。
零時になった瞬間、世界が別の未来カタチに書き換えられた。
さながら、生命の息絶えた星、というところですか。」


「二十七祖クラスの死徒か、
受肉した魔による即死宣メメントモリ言か。
どちらにせよ傍観はできません。」

「起きなさいセブン。
相手が相手です。完全武装で事に臨みます。
お互い、今夜は足かせを外すとしましょう。」

「我が聖典は転生批判の完全数にして、
世界の矛盾しみを撃ち抜く主の鉄槌。」

「吸血鬼どもには安息も栄華も不要です。
出る杭は打たれる。
その溜め込んだ血液ごと、無に還してあげましょう。」



1戦目 vs.七夜志貴
勝利時
「珍しい使い魔ですね。悪性情報で作り上げた
一夜限りの本物とは。ではセブン、とどめを。
頭から鎖骨まで、一撃で粉砕しなさい。」



4戦目 vs.暴走アルクェイド

暴走アルクェイド
「あら、ずいぶん物騒なのがたのしんでいるかと思えば、
面白いコトになってるじゃない!」

「血まみれ火だるまぶっ刺しまくり!
憐れな異端は虫けら以下、
容赦なく踏みつぶすって感じ。」

「なにそれ、新手のハロウィーンなわけ?
それともいかれたブギーマン?
ああもう、どっちにしろ素敵よシエル!」

「やっと私を殺す気に、
ようやく自分を殺す気になってくれたのね!」

完全武装シエル
「…………。」

暴走アルクェイド
「? なによ、ノリが悪いじゃない。
いつもの口上はどうしたの?
主がなんたらで、いろいろ清めるってヤツ。」

「聞かせてくれないの?
あれ、寒くて好きだったのに」

完全武装シエル
「話は終わりましたか?
貴女ごときに聞かせる洗礼はありません。
懺悔も告悔も、貴女には過ぎたものです。」


「貴女に与えるのは裁きだけ。
圧死、轢死、焼死、好きなだけ味わいなさい。
どうせ、普通の死に方では満足できないのでしょう?」

暴走アルクェイド
「ハッ―――いいわ、嬉しくてどうにかなりそう!
ええ、人間らしい会話なんて犬のエサ以下!
私たちには悲鳴の方がご馳走よねぇ、シエル!」



勝利時
「真祖とはいえ、影ならこの程度ですか。
そちらは満足できたようですが、こちらは拍子抜けです。
色々と試させてもらえると期待していたのですが。」



8戦目 vs.リーズバイフェ

リーズバイフェ
「埋葬機関の真実を見るのは初めてだが―――
褒められたものではないな、代行者シエル。」

「自分の来たみちを振り返ってみたまえ。
その赤い足跡は異端の証だ。
死徒の返り血すら魔力として取り込むなど―――」

完全武装シエル
「まるで吸血鬼のようだ、ですか?
否定はしませんが、いまの貴女に批難する資格が
あるのですか、聖堂騎士リーズバイフェ。」

リーズバイフェ
「あるとも。私が既に異端であったとしても、
非を訴える心は残っている。
先に堕ちたものとして、せめてもの忠告だ。」

「その姿は君には似合わない。
魔を憎むものは、やがて魔に成り代わる。
祈りの道に戻ることが、君にとっての唯一の救いだ。」

完全武装シエル
「……驚きました。
本気で私の身を案じているのですね、貴女は。
……はあ。これは、少しばかり気が引けます。」

リーズバイフェ
「うん? それでは考えを改めると?
良かった。
おとなしく帰ってくれるとこちらも助か―――」

完全武装シエル
「これだから育ちのいいお嬢さんは。
その平和にゆるんだ頭、
苛立ちを通りこして軽蔑に値します。」

「構えなさい、盾の騎士。これは名誉ある決闘ではない。
処刑人が異端を処理するだけの話。
名乗りも尊厳も不要です。」


リーズバイフェ
「そうか。残念だが仕方ないな。
我ら、共に聖典を戴いた槍使い―――
どちらが上か、地の底で証明するとしよう!」



勝利時
「ガマリエルの破壊には至りませんでしたか。
使い手としてはこちらが上、聖典の優劣は―――
さて。守護聖霊に関してなら、
痛み分けというところでしょうけど。」



9戦目 vs.オシリスの砂

オシリスの砂
「―――――――――。」

完全武装シエル
「コレが変革の元凶。
自動的であろうとしたエルトナムの末路ですか。」

「決し″成る″事はない奇跡。
錬金術の最秘奥。
生命の水アクア・ヴィタエ、賢者の石。」

「それを、貴女は七十億の死で作り上げたのですね。
賢者の石で人間を救うのではない。
人間の価値すべてを、賢者の石に預けてしまった。」

オシリスの砂
「――――――再演算、停止。」

「侵入個体を統一言語に変換した後、最終記述を開始。
歴史を崩壊域までショートカット、その結末を
記録する。」

演算機ヘルメスの血液に三割を。
七割をこの星の結晶化に使用する。」
※演算器の誤字

完全武装シエル
「その行動理念には一点の悪意もない。
一個人の私欲による、混じりけのない善意とは―――
滑稽にも程がある。」

「滅びなさい、未来を夢見た吸血鬼。
そもそも救罪などおこがましい。」

「たった一人の人間に救えてしまう世界なら、
いさぎよく滅びるべきなのです。」

「―――地上に永遠は早すぎる。
真理を名乗りなさい、黒い大地アルケミー
せめてその名だけは後世に残しましょう。」

オシリスの砂
「私は冥界の鳥。
死に絶えるオシリスの砂。
霊長を救う、最期のアトラスである。」

「これより侵入個アナタ体を賢者の石に
変換する―――!」



勝利時
「疑似霊子理ムーンセル論による演算器……
私たちとはまったく違った、科学と魔術の融合ですか。
シオン・エルトナム・アトラシアの処分は保留ですね。
彼女にはまだ、未知数の価値があるようです。」



エピローグ

シエル
「……討伐はこれで終了、と……
ふう。ようやく肩の荷がおりました。」

「時間をかけていたら他のメンバーがやってきますからね。
あんな火薬庫みたいな面子がきたら、
この街は間違いなく火の海ですし。」

「まったく、単独で二十七祖を処理するなんて
勘弁してほしいものです。
こっちはロア用の装備しか持ってきてないんですから。」

「え? なんですセブン?
『でもなんとかなったからいいじゃないですか?』」


「あのですねぇ。
今回、私がどれほど無理をしたか分かってます?
貴女の常時起動なんて、魔術師が一チーム必要でしょうに。」

「ええ、ここ半年備蓄していた
装備も魔術も使い切りましたとも。」

「貴女への魔力提供もしばらくは節約しますから。
具体的には一日につき
角砂糖一個分のカロリーと思ってください。」

「ほほう。
『マスターはふとましいから、
それぐらいの方がちょうどいい』」

「なるほど。
しばらくは水と塩だけで十分ですね。」

「さて、私はきっちり栄養を摂りにいきますか。
遠野くんに電話して、と。
それじゃあセブン、留守番は任せましたっ!」



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