紅赤朱秋葉

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シエルメカヒスイ吸血鬼シオン弓塚さつき暴走アルクェイドレンネロ・カオス七夜志貴白レン蒼崎青子-
ネロ・カオスシオン翡翠&琥珀弓塚さつき有間都古ワラキアの夜シエル七夜志貴白レン蒼崎青子-
吸血鬼シオン琥珀アルクェイド弓塚さつきネロ・カオスレン翡翠七夜志貴白レン蒼崎青子-
レンアルクェイド吸血鬼シオン弓塚さつきネロ・カオス翡翠ワラキアの夜七夜志貴白レン蒼崎青子-


登場

紅赤朱秋葉
「今夜はやけに冷え込むわね……」

「あら、あれは兄さんとレン?
どうしたのかしら、こんな夜更けに。」

「今夜は危ないから出歩かないでと
あれほど―――」

「―――ほんとう、困った人。
いつまでたっても遠野家の長男としての
自覚がないんだもの。」

「すぐに捕まえて、
心身ともに反省してもらおう
かしら……?」



4戦目 vs.弓塚さつき

弓塚さつき
「あ、秋葉さん……!?」

紅赤朱秋葉
「あら。
兄さんを追いかけてたら意外な人に
遭ったわね。目的は同じ、弓塚さん?」

弓塚さつき
「あ……ううん、違う……!
あなた、
いつもの秋葉さんじゃない……!」

紅赤朱秋葉
「そういう弓塚さんも
普段よりはしたなくてよ?」

「そんな血の匂いをさせて夜を歩けるな
んて、少しだけ羨ましいわ」

弓塚さつき
「そう。そのかわりには殺気だってるのは
嫉妬ってコトかな?」

「そうよね、秋葉さんの性格じゃ、
どうあっても遠野くんの前でホントの自分は
出せないもの」

紅赤朱秋葉
「…………弓塚さん。
私、前から貴女に言いたいコトが
あったのですけど、よろしくて?」

弓塚さつき
「よろしくないよーだ。だいたい、
そんなの言われなくても分かってる
もん。」

「わたしだってもう諦めない。
力づくっていうなら受けてたつわ」



8戦目 vs.七夜志貴

七夜志貴
「いけない子だ秋葉。こんな夜更けに
何処に行こうっていうんだい?」

紅赤朱秋葉
「…………」

七夜志貴
「さあ、子供は家に帰る時間だよ。
一人で帰れないのなら、
お兄ちゃんが送っていってあげよう」

紅赤朱秋葉
「………………不愉快だわ」

七夜志貴
「なに?」

紅赤朱秋葉
「兄さんを連れて帰ればいいと
思っていたけど、
気が変わりました。」

「貴方のような虚像を生み出した鏡は、
粉々に砕いても飽き足らない」

七夜志貴
「困ったな。
あの子を壊されるのは都合が悪い。」

「ああ、実に残念だ。結局、
俺とおまえはこういう関係という事か」

紅赤朱秋葉
「懲りない人ですね。
貴方との勝負付けは済んでいます。」

「本物の兄さんには勝てないけど、
幻なら容赦しないわ」



9戦目 vs.白レン

白レン
「――――信じられない。
本物のままで来るなんて、バカにしてるわ」

紅赤朱秋葉
「そう、わたしを狂わせようとしたのは
貴女ね。レンの仕業かと思ったけど、
貴女はレンのニセモノということ?」

白レン
「――――違う、ニセモノはあいつの方よ。
……いいから立ち去りなさい混血。」

「胸の中に違うモノを持ってるクセに、
別れずに自分のままだなんて認めない」

紅赤朱秋葉
「ええ、もちろん帰るわ。
兄さんを取り戻して、
貴女を粉々にした後でね。」

「目障りな雪原を、
私の赤で踏みにじってあげる」



10戦目 vs.蒼崎青子

紅赤朱秋葉
「そう、貴女があの白猫の黒幕って、
え―――――?」

蒼崎青子
「そう、私があの白猫の黒幕よって、
え―――――?」

紅赤朱秋葉
「……………(似ている……)」

蒼崎青子
「……………(似ている……)」

紅赤朱秋葉
「って、貴女は何者です!
兄さんを何処に隠したのか
白状なさいっ!」

蒼崎青子
「志貴? 志貴なら手足ふんじばって
あっちの草むらに放置してるけど?」

「白猫が使い魔にならなかったから、
やっぱり志貴にしとこうかなーって」

紅赤朱秋葉
「!!!
な、なんてうらやまし――――いえ、
なんてふざけた事を! その役割、
そのまま譲り渡してもらいますっ!」



エピローグ

琥珀
「秋葉さま、お飲み物の支度ができましたが」

紅赤朱秋葉
「ありがとう琥珀。
今日は庭でいただくから、こっちに持ってきてちょうだい」

琥珀
「よろしいのですか?
今日はとくに陽射しが強うございますが」

紅赤朱秋葉
「いいのよ、夏だもの。
雪が降るのに比べたら、強い陽射しだって愛しいわ。
それに――――」

琥珀
「ふふ。
志貴さんもレンさんも楽しそうですしね」

紅赤朱秋葉
「ええ。
少し妬けるけど、兄さんが元気になったのはいいコトです。
まあ、あくまでついでですけど。
町を預かる者として、物騒な事件は放っておけませんでしたから」

琥珀
「あらあら。
素直じゃありませんね秋葉さま」

紅赤朱秋葉
「当然よ。
だって私が素直になったら、あの人が困ってしまうでしょう?
出来た妹としてそんな事はできないわ。
けど、……そうね。
たまには遠野家の当主として、兄さんを困らせてみようかしら?」

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