ネコアルク・カオス

5戦目	10戦目	エピローグ
ダミアン・アーミー	ネコカオス・ブラックG666	-

登場

ネコアルク・カオス
「ふう……これで今期のアニメ録画は
オールコンプだぜ……
文明の発展は素晴らしいな。」

「まさにニートの為にある発明にゃね
HD　DVDとか。」

マジカル・アンバー
「しんぶーん、しんぶーん。」

ネコアルク・カオス
「ぬ、窓ガラスを割って投げ込まれる
謎の朝刊。んー、どれどれ。
今日の世界情勢はー、と……」

「む、野球中継でTCMCの時間帯が
ズレかねんな……」
※TCMC…ティーンコーンズモンスターキャットオブズ

「念のため、
目覚ましを二時にセットしておくか……」

「連絡欄は……なになに、
ネロキトク、スグテンシ？
ん、いつものコトなんでパス。」

「ケッコンオメドトウ、オシアワセニ？
うむ、幸せにな。」

「コウフクノツボ売リマス？
たわけ、もう三百坪ほどもっとるわ。」

「カオスレンラク求ム
ハリウッド在住・ジョージ……」

「ちょ、ハリウッドに住んでるジョージって
まさかルーカァァァァァス！？」

「うおお、こうしてはおられん！
はやりのメタボリックとやらを
実践している場合ではにゃかった……！」

「待ってろI○M、
いまスーパースターが駆けつける……！」

10戦目 vs.ネコカオス・ブラックG666

ネコアルク・カオス
「どうやら間に合ったようにゃね。」

「ここがハリウッド行きの豪華客船が出る
ゴールデン・ドーン……というコトかな、
そこのお美しいレディー？」

マジカル・アンバー
「んっふっふ。
はい、ここがカロンの渡し場です。」

「お待ちしておりました、バケネ……
いえいえ、勇ましいネコのカオスさん！」

「お星さま(スター)になるための
罠(ふね)にようこそ！」

ネコアルク・カオス
「むぅ。途端にイヤな予感に包まれる吾輩。」

「そういえば、
あの新聞って見たら死ぬっていう
ナントカ新聞のパクリじゃね？」
※ナントカ新聞…恐怖新聞の事。
1日読むごとに100日ずつ寿命が縮まる

マジカル・アンバー
「そ、そんなコトはありません！」

「琥珀新聞は嘘広告紛らわしい、
誤字脱字発売日延期のない
クリーンな情報媒体です！」

「志貴さんなんて
毎日騙されて読んでるんですから！」

ネコアルク・カオス
「メガネ……
なんと不幸な男……そりゃぐれて
殺人貴にもなるってものよ……。」

「主人公が鈍感なのは、
そうでなければ
とても生きていけないからにゃのか。」

マジカル・アンバー
「ささ、そんなコトより早く
この豪華客船にお乗りくださいな。」

「スターに浮世のしがらみは不要です。
未練よか預金とか、
HD内の人に言えないフォルダの
消去はすみましたか？」

「それでは、沖合にでたあたりで
ポチッといきますよ、ポチッと！」

ネコアルク・カオス
「ずばりゴメン被る。」

「なんだその、
爆弾をとりつけられた船……ですらない、
ずばり魚雷に椅子をのっけただけのモノは。」

「貴様―――そのフードをとれ！」

マジカル・アンバー
「な。ネ、ネコアルクさんなら
喜んで乗ってくれると思ったのに……。」

「こう、ひゃあーとか悲鳴をあげて
落ちていくレミングスのように。」

「……もう。仕方ありません、
こうなったら実力行使です」


「カモン！ブラックG！」

ネコカオス・ブラックG666
「ね―――――――こ――――――――」

ネコアルク・カオス
「にゃ！？
ち、地球規模の文化遺産か……！？」

マジカル・アンバー
「いいえ、
これはネコカオス・ブラックG666。」

「貴方の今までの戦いを、
ほんっとーにイヤですけど
じっくり観察して作りあげた
無敵の対バケネコ殲滅兵器です。」

「―――残酷ですけど、
貴方に勝ち目はありませんよ？」

ネコアルク・カオス
「ぬう。
では、ジョージが呼んでいるというのは…！」

マジカル・アンバー
「無論、わたしの企みです。
引きこもった貴方を誘き出す
必要がありましたので(ハートマーク)」

ネコアルク・カオス
「では、
ダミアンどもが反逆を起こしたのは……！」

マジカル・アンバー
「もちろん、わたしの企みです。
貴方を残り一人にした後、
確実に倒すためです(ハートマーク)」

ネコアルク・カオス
「で、では
シオンに永久コンボがあったのも……！
白レンがツンデレなのも……！」

マジカル・アンバー
「そう、それも私だ……！
きゃー☆素敵―――！
この台詞、一度言ってみたかったんです！」

「とまあ、そんなワケなので
後は任せましたよブラックG。」

「貴方はカオスさんを
完全にコピーした完成品……」

「その名の通り、666(ふじみ)の力を
見せてあげてくださいねー」

ネコカオス・ブラックG666
「……言われるまでもない。
地上のすべてのネコアルクを倒し、
私も太陽に消えよう。」

「勝負だオリジナル。
長かった戦いもいよいよ最終決戦だな」

ネコアルク・カオス
「ふ、望むところだデカブツ。
相手にとっても手足なし。」

「おまえを倒して
世界をサクッと救ってみせるぜ」

ネコカオス・ブラックG666
「それでこそ混沌の獣よ。
それと一つ言っておくことがある。」

「オレは666回倒さなくてはいけないという
設定だったが、
別に2ラウンドとるだけでよい」

ネコアルク・カオス
「ああ。
吾輩も新シナリオ用にエンディング絵を
描きおろしてもらえる気がしていたが、
そんなコトはなかったぜ」

ネコカオス・ブラックG666
「ふ―――」

ネコアルク・カオス
「うおおお、行くぜ―――――！」

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