吸血鬼シオン

5戦目 10戦目 エピローグ
シエルワラキアの夜-

登場

吸血鬼シオン
「ッ……限界はまだ先なのに、
変質が始まっている……」

「ワラキアの一部が生き残っている
という事ですね。」

「……もう、いっそうこのまま楽に―――
いえ、私の理性が消える前に、
今度こそ決着をつけなくては……!」



5戦目 vs.シエル

吸血鬼シオン
「血……
喉が渇いて――――ダメ――――
私、このまま、だと――――」

シエル
「このままだと、
醜い吸血鬼に成り果てる、
ですか?」

「騒動の原因を探していたのですが、
貴女のような異端の消去も
仕事の内です。」

「まだ血を吸ってはいないようですが、
吸血衝動の抑制は不可能のようですね。
シオン・エルトナム・アトラシア。」

「貴女はとうに吸血鬼です。」

吸血鬼シオン
「っ……!
そんな、そんなコトは、
貴方に言われなくても……!」

「目障りだ、
私の前から消えろニンゲン……!」



10戦目 vs.ワラキアの夜

吸血鬼シオン
「ハァ―――ハァ、ハ、あ―――
間に合った……私はまだ人間だ……
いまタタリを倒せば、きっと……!」

ワラキアの夜
「無駄だよシオン。
残念だが吸血鬼になった人間を治す術は
ない。」

「いかに医学が進歩しようと覆せぬ病名を
知っているかね?」

吸血鬼シオン
「ぁ……ハァ、ハァ、ハ―――」

ワラキアの夜
「それは“死”だ、
シオン・エルトナム・アトラシア。」

「認めたまえ。君は私に血を吸われた時、
もう死んでいたのだと。」

吸血鬼シオン
「ア、アアアァアアアア……!!!!!!」



エピローグ

吸血鬼シオン
「既に私が死んでいた?馬鹿な話だ。
死を超越するが為の吸血種、死に拒絶
されたが故の死徒ではないですか。」

「シオン・エルトナムはとうに消えた。
ここに残ったものはタタリの名を
冠する死徒。」

「さあ―――
血に濡れた第二幕を始めましょう。」

戻る